設計段階での3D配線検討が製造・
メンテナンス作業でのバラツキを防止
製品QCD 向上に貢献、
カスタム品設計の時短にも効果発揮
神戸製鋼グループの機械・制御設計を担う神鋼テクノ株式会社は、環境保護、省資源、省エネルギーに貢献する様々な機械や装置を設計しています。
環境エネルギー本部 冷熱・エネルギー室が設計している産業用冷凍機ユニットの使用用途は多岐に渡り、港湾設備に代表される大型冷凍・冷蔵庫や食品、医薬品、化学品等の製造ライン、自動車等に代表される産業機器の環境試験装置に組み込まれています。
その冷凍機ユニットの設計に活用している3D CADにおいて、先行する機械部分に加えて電気配線箇所の領域までを3Dデータで融合することでユニット設計のシームレス化を実現し、課題の解決や組み立て精度の向上を目標に「XVL Studio WR」を導入していただきました。導入の経緯、期待する効果について、お話を伺いました。
【期待される導入効果】
・ 配線経路を3D データ上で詳細に計画できるため、組み立て工数が削減できた
・ ユニット内のケーブル配線ルートを標準化できたため、ケーブルの無駄がなくなり外観の統一も図れた
・ 標準ユニットがケーブルを含めて3D データ化できたため、事前に追加部品の配置や配線の検討ができ、カスタム品設計が効率化できた